移植前に整えておきたいこと
受精卵を迎える側の準備という考え方
移植の日程が決まると、「受け入れる側の準備はできているのだろうか」という不安が出てきます。内膜の厚さ、黄体期の安定、身体の冷え。このページでは、移植に向けて葵堂薬局が何を見ているかをお伝えします。
内膜は「血が養っている場所」です
中医学では、子宮内膜を血が十分に巡り、養われている場所として捉えます。厚さという数字で表現される部分の背景に、血をつくる材料が足りているか、その血が滞りなく届いているかという2つの条件があります。
内膜が厚くならないというご相談では、この2つを分けて考えます。材料が足りないのか、巡りが妨げられているのか。どちらに重点を置くかで、ご提案する内容が変わります。
移植前に確認していること
移植の周期は、ホルモン剤で調整されることが多く、基礎体温だけでは読み取りにくい面があります。それでも身体の側から見えるものがあります。
- 下腹部や足先の冷え — 巡りを妨げる要因になります
- 血の材料 — 鉄、タンパク質が足りているか
- 睡眠の状態 — 移植前は不安で眠りが浅くなる方が多くいらっしゃいます
- お通じと胃腸の調子 — 全身の巡りに関わります
- 使用中のホルモン剤の内容とスケジュール
移植の直前に新しいことは始めません
移植の直前は、身体に新しい刺激を加えない時期と考えています。この時期に何かを追加しても効果を確かめるのは難しく、かえって不安の材料になります。
むしろ準備は、移植が決まる前の期間に済ませておくものです。移植の直前は、いつもの生活を崩さないことに集中していただくのが良いと思います。
移植を待つ日々は、時間の進み方が遅く感じられるものです。この時期に無理をする必要はありません。
移植のあと、結果を待つあいだ
判定までの期間は、多くの方が不安を抱えて過ごされます。「動いて大丈夫か」「これを食べて良いか」といったご質問をいただきますが、通院先の指示に従っていただくのが基本です。
漢方については、移植後も続ける場合と、いったん様子を見る場合があります。移植の内容と体調をお聞きして、その都度ご相談します。
お読みいただくうえでのお願い
このページは、漢方相談でどのように身体を見ているかをお伝えするものです。病院での検査・治療に代わるものではなく、治療の中断をおすすめするものでもありません。また、妊娠を保証するものではありません。服用中のお薬がある場合は、必ずご相談時にお知らせください。