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タイミング法・人工授精と並行してできること
毎周期の積み重ねを、身体の側から支える

執筆・監修:薬剤師 西岡敬三 公開日: 更新日:

タイミング法や人工授精は、周期ごとに区切りが来ます。結果が出ないまま何周期も続くと、期待と落胆の繰り返しに疲れてきます。このページでは、この段階で身体の側から何ができるかをお伝えします。

この段階は「周期そのもの」を整える時期です

体外受精と違い、タイミング法や人工授精では、排卵から受精、着床までのすべてが身体の中で起こります。つまり周期のどの段階にも、身体の状態が関わってきます。

だからこの段階では、排卵の質、その後の黄体期の安定、そして内膜の状態——周期全体を一つの流れとして見ていきます。基礎体温が最も役に立つ段階でもあります。

基礎体温から読み取れること

数周期分の記録があると、ご自身の周期の傾向が見えてきます。葵堂薬局では次のような点を確認しています。

  • 低温期の長さ — 排卵までに時間がかかっていないか
  • 高温期への移行の様子 — 緩やかか、階段状か
  • 高温期の長さと安定 — 黄体の働きに関わります
  • 全体の変動 — ガタガタしている場合は自律神経の影響も考えます

記録がなくても構いません。つけ方からお伝えしますので、これから始めていただけます。

何周期で見直すかを決めておく

同じ方法を続けるか、次の段階に進むか。この判断は通院先と決めることですが、あらかじめ「何周期試したら見直す」と決めておくと、迷いが減ります。

ご相談では、年齢や検査の結果を踏まえて、時間の使い方についてもお話しします。焦らせるためではなく、逆に「まだ時間がある」と分かる場合もあります。

ご夫婦で考える段階でもあります

この段階では、精子の状態が結果に直接関わります。検査を受けていない場合は、一度調べておくと方針が立てやすくなります。

精子は約3か月でつくり替えられるとされているため、ご主人の側で整えられる期間もあります。ご夫婦でのご相談も承っています。

お読みいただくうえでのお願い

このページは、漢方相談でどのように身体を見ているかをお伝えするものです。病院での検査・治療に代わるものではなく、治療の中断をおすすめするものでもありません。また、妊娠を保証するものではありません。服用中のお薬がある場合は、必ずご相談時にお知らせください。

よくいただくご質問

Qタイミング法を何回か試しました。次はどうすべきですか?
年齢、検査の結果、これまでの周期数によって考え方が変わります。方針は通院先とお決めいただくものですが、判断の材料を整理するお手伝いはできます。
Q人工授精と漢方は併用できますか?
併用されている方が多くいらっしゃいます。排卵誘発剤などを使われている場合は、その内容をお聞きしてご提案します。
Q基礎体温がうまくつけられません
毎日同じ時刻に測れなくても、傾向は読み取れます。完璧を目指すと続かないので、まずは起きてすぐ測ることだけ意識していただければ十分です。

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