採卵の結果が思うようにいかないとき
数が採れない、成熟卵が少ない、受精に至らない
採卵の結果は、数字で返ってきます。採卵数、成熟卵の数、受精した数——期待していた数字と違ったとき、何が足りなかったのかと考え込んでしまう方が多くいらっしゃいます。このページでは、その振り返り方についてお伝えします。
まず、周期ごとの変動があります
採卵の結果は周期によって変わります。前回より少なかったからといって、身体が悪くなったとは限りません。刺激法の違い、その周期の体調、季節による変動——いくつもの要素が重なります。
一度の結果で結論を出さないこと。これが最初にお伝えしたいことです。
どこでつまずいているかを分けて考えます
「採卵がうまくいかない」という言葉には、いくつかの異なる状況が含まれます。どこでつまずいているかによって、考えることが変わります。
- 採れる数が少ない — 卵巣の反応と、刺激法との相性
- 採れたが成熟していない — 卵の育ち方とタイミング
- 成熟卵はあるが受精しない — 精子側の要素も含めて考えます
- 受精したが分割が進まない — 卵の質と、育つための条件
身体の側から手当てできる部分
刺激法の調整は通院先の判断ですが、身体の側の条件は日々の積み重ねでつくられます。葵堂薬局が確認しているのは次のような部分です。
- 血の巡り — 卵巣に十分に届いているか。中医学では瘀血という見方をします
- 血をつくる材料 — 鉄、タンパク質が足りているか
- 熱と冷え — 下腹部の冷えは巡りを妨げます
- 睡眠と自律神経 — ホルモンの働きに関わります
記録を並べると、見えてくることがあります
ご相談では、これまでの採卵の記録を時系列で並べていただくことをおすすめしています。周期ごとの刺激法、採卵数、成熟率、受精率、そのときの体調や生活の状況。
並べてみると、結果が良かった周期と悪かった周期の違いに気づくことがあります。すべてが説明できるわけではありませんが、次に何を試すかの手がかりになります。
数字を追いかけていると、いつのまにか自分を責めるようになります。結果はご本人の努力不足によるものではありません。まず一度、整理する場としてお使いください。
お読みいただくうえでのお願い
このページは、漢方相談でどのように身体を見ているかをお伝えするものです。病院での検査・治療に代わるものではなく、治療の中断をおすすめするものでもありません。また、妊娠を保証するものではありません。服用中のお薬がある場合は、必ずご相談時にお知らせください。