男女が持つ代表的な不妊原因一覧

赤ちゃんができない不妊原因の3台原因は「排卵障害・卵管障害・男性不妊」と言われています。

この内女性に多い原因が卵子の育成から排卵までを取り巻く「排卵障害」と卵子を子宮へ送る通路に不具合が起こる「卵管障害」です。男性不妊とは精機能から精子その物に至るまでの全ての要因を示し、原因に広い幅があります。現在男女の不妊原因の割合はほぼ半分ずつと言われていますので夫婦での原因解明がとても大事なのです。

女性が持つ物理的な不妊原因

女性が持つ不妊原因の中で最も多いものが卵管障害と言われるもので卵管に何らかの不具合が生じ卵を子宮に取り込めなくなってしまいます。そして卵管以外では子宮そのものに不具合が生じ受精卵をうまく育めない症状が多いです。

卵管障害

卵管閉塞

卵管とは子宮と卵巣をつなぐ通路で左右に2本存在し「精子と卵子が出会い、新たな命が誕生する」妊活ではとても大切な場所です。この2本の卵管の内1本が塞がってしまうことを「片側卵管閉塞」と呼び、2本とも塞がってしまうことを「両側卵管閉塞」と呼びます。

片側が塞がっている場合は自然妊娠も可能ですが、両側とも塞がっている場合は自然妊娠が不可能となり「絶対不妊」と言われています。卵管が閉塞してしまう主な原因は感染症や子宮内膜症が原因とされており、両側が塞がっている場合は外科的処置を施さなければ妊娠は難しいです。

卵管癒着

卵子は卵巣から排卵されると卵管の先端にある「卵管采」という部位にキャッチされることで卵管に取り込まれます。卵管癒着とは卵管采が癒着により卵子を受け取れないことを指し、別名ピックアップ障害とも呼ばれています。ピックアップ障害は発見されにくい不妊症状として有名ですが、症状の主な原因としては感染症や、開腹手術などが挙げられており、症状の改善には外科的処置を施さなければなりません。

子宮着床障害

子宮筋腫

子宮筋腫とは子宮にできてしまう腫瘍のことです。筋腫の大きさや、発症部位によっては妊娠しにくく、流産を起こしやすい人もおられます。主な原因としては、女性ホルモンの分泌によって筋腫は大きくなり、閉経とともにホルモン量が低下すると小さくなります。主な治療方法としては筋腫を摘出する外科的処置とお薬による治療がありますが、薬物療法にいたってはホルモン分泌を低下させるので不妊治療には向きません。

子宮内膜症

子宮内膜症とは子宮内膜があるべき場所以外に発生し月経と共に外に流れ出ないことで炎症を起こす疾患です。不妊原因になりやすい子宮内膜症としては卵管で起こるものと卵巣で起こるものがあり、卵巣で起こる子宮内膜症を卵巣チョコレート嚢胞と言います。詳しい原因は不明とされていますが、妊娠を望む場合「保存手術」を行うことで生殖機能を絶たずに治療を行います。

女性が持つコンディション的な不妊原因

女性が持つ不妊原因は子宮や卵管に対する不具合だけではありません。女性の体が持つホルモンなどの不具合によって妊娠に適さない体の状態になってしまうなど生理活性的な異常が招く不妊原因も妊活の大きな弊害となります。

排卵障害

高プロラクチン血症

プロラクチンと呼ばれるホルモンが異常に分泌されてしまう症状です。プロラクチンは産後の授乳期に必要とされるホルモンなので、ホルモン量が増えると妊娠に適さない体となるため不妊の原因となってしまいます。

高プロラクチン血症の主な原因はホルモン分泌指示を出す伝達系統の異常や服用している薬剤(精神病薬)が原因している場合もあります。改善としては薬剤が原因の場合は服用を止めるか、体のバランスを整える必要があります。

多嚢胞性卵巣症候群

通称PCOSと呼ばれ卵巣内に小さな卵巣が連なって詰まり排卵できない症状です。不妊の原因としては、卵巣から排卵ができないので自然妊娠は難しく治療が必要となります。PCOSの主な原因としてホルモンバランスの崩れや、肥満など多義に渡りますが、肥満女性が不妊になりやすい大きな原因となるのがPCOSなのです。治療としては肥満の方であれば減量を行い、排卵誘発剤を服用することで排卵を促します。

男性が持つ物理的な不妊原因

男性不妊は不妊原因の約半数を占めると言われる大きな不妊原因です。男性が持つ不妊原因の多くは男性の遺伝情報である「精子」に関する不具合です。精子が通る通路に不具合が生じている場合や精巣自体の機能が低下し精子自体が作れない場合もあります。

造精機能障害

無精子症

無精子症には精巣からの精管が詰まり精子を放出できない閉塞性無精子と精巣そのものに精子を作り出す機能が低下している非閉塞性無精子症の2つがあります。精巣で精子を作り出せない原因としては先天性「染色体異常・遺伝子異常・原因不明」のものや後天性「抗がん剤治療・放射線治療・精巣炎・高熱」による原因がほとんどです。

乏精子症

精液検査の結果、精子の数が1ml中1500を下回る状態を刺します。検査では数だけでなく、精子の運動率や様々な挙動「直進率・高速性」なども含め総合的に判断し、診断します。一般的に自然妊娠を果たすには1ml中に4000以上の精子数が望ましく、精子が少ない原因としては精索静脈瘤や精巣の働きが悪い造精機能障害などが多く、原因がわからないことも多いです。

精子無力症

精液検査の結果、前進する精子の割合が40パーセントを下回ると「精子無力症」と診断されます。一般的には乏精子症と重なることも多く、何らかの原因で良い質の精が作られないことが原因となります。原因の種類には先天的なものや精巣、前立腺の炎症なども含まれています。

精路通過障害

精子を作る精巣から精巣上体、精管を通過して射精されます。この通り道(精管)が炎症などの何らかの原因で詰まってしまい精子が出てこない状態を指します。一見精子がないので無精子症や乏精子症と同じ結果を招きますが、精路通過障害の場合は治療後に精子数が回復することが多く自然妊娠の可能性も出てきます。

男性が持つコンディション的な不妊原因

男性不妊の中では割合的には少ない不妊原因が「性機能障害」です。男性機能に障害があることで性交渉が不可能なので妊活できないというものです。機能障害と呼ばれていますが原因の多くは精神的なものとされています。

性機能障害

精液検査の結果、前進する精子の割合が40パーセントを下回ると「精子無力症」と診断されます。一般的には乏精子症と重なることも多く、何らかの原因で良い質の精が作られないことが原因となります。原因の種類には先天的なものや精巣、前立腺の炎症なども含まれています。

性機能障害には大きく分けて「勃起障害」と「射精障害」の2つの種類が存在します。どちらの障害も男性としての役割が果たせないことから自然妊娠が難しく、治療が必要となります。勃起障害はパートナーとの関係性や日常生活などから来る精神的な問題を抱えていることが多く、射精障害に関しては自慰行為が原因で正常な射精ができない状態になっていることが多いです。

男女共に原因不明な不妊原因

男女ともに不妊原因がある程度わかっている場合は原因を改善することで妊娠が望めますが、不妊原因がわからないという原因不明の不妊も多くを占めます。葵堂薬局では原因不明の不妊に苦しむ多くの患者様を診てきましたが、多くの肩に共通することは身体そのものコンディションが良くないことでした。

不妊検査で異常が無い

世の中の不妊に悩むカップルの中には検査を行っても原因不明という診断が下される方も多く存在します。これは医学的な数値としての異常がないということを指し示し、この場合は不妊治療を繰り返すことになります。不妊治療を行う多くのカップルには物理的な不妊治療だけでは改善できない体のコンディションという問題を意識する必要があると葵堂薬局は考えています。

老化による生殖能力低下

不妊に悩む多くのカップルが抱えている一番大きな問題は加齢や老化による生殖能力や機能の低下です。男性であれば加齢とともに生殖能力そのものが低下し精子の生産力や運動率などが低下してしまいます。女性であれば卵子の老化が一番の懸念材料として存在し、精子とは違い卵子は常に老化し卵としての能力が常に低下して行くということを理解する必要があります。

身体を立て直し加齢に抗う

葵堂薬局には不妊という悩みを抱えた多くの方がご相談に来られます。妊娠適齢期を超えられた方や二人目不妊の方など悩みの種類は多義に渡ります。しかし一貫して共通していることは加齢に伴う体の老化というマイナス要素をリカバリーされていないことです。当店では漢方薬や健康食品を用いて身体のコンディションを整え卵子や精子の質を高めるお手伝いをさせていただいております。