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漢方では眠気をどうとらえているのか

漢方では、体に現れる不調を気、血、水のどれかが不足しているか滞っているせいと考えます。では、眠気は漢方ではどのように解釈しているのでしょうか。

□気の不足と眠気

漢方では、食後に眠くなるのは気の不足によるものと言われています。漢方では気血水が重要とされており、現代医学とは考えを異にしています。気とは生命活動を司る根源的なエネルギーのことで、人や動物が生きる上でなくてはならないものです。

この気が足りない状態を気虚と言いますが、気虚に陥るとみんなと同じ仕事をしてもすぐに疲れてしまったり、食後に強い眠気に襲われたりします。食後の軽い眠気は誰でも起こりますが、胃腸が弱い人は食事で食べたものを分解吸収するのに、体中の血流を集めるために、脳の血流が不足して強い眠気が起こるとされています。このように、気は目には見えず西洋医学でもその実態を捉えることはできませんが、人体の生命活動にとってなくてはならないものなのです。

ちなみに、やる気が出ない倦怠感も、気虚が原因とされています。また、運動や労働からくる体の疲労や精神的な疲労も、気虚が原因で起こります。つまり、眠気や倦怠感、疲労は一見別々の症状のように見えますが、どれも原因は気の不足によるものというのが、漢方医学の解釈なのです。

眠気や倦怠感、疲労はどれも人の生活を停滞させてしまいますが、蓄積された体の疲労や脳の疲労は簡単には取れず、仕事の効率が低下したりミスが増える原因となってしまいます。特に脳は疲れが溜まると活動を弱めて眠気やだるさ、集中力の低下などを意図的に起こして暗に休息を求め、体と脳を守る動きをすることが最近の研究でわかってきました。

眠気や倦怠感、疲労は病気ではないため、よほどひどくない限り、病院では薬を処方しないのが一般的です。しかし、漢方では眠気や倦怠感、疲労は気虚によるものという解釈ですから、これらの症状を改善するための漢方薬も用意されています。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)、人参養栄湯(にんじんようえいとう)などが気虚の改善に効能があります。

□まとめ

食後に急に眠くなるのは、体の気の不足からくるもので、漢方では気虚と呼びます。食後に軽い眠気がくるのは問題ありませんが、強い眠気に襲われるようだと何らかの改善が必要です。眠気と同様に倦怠感や疲労も気虚からくるものなので、漢方薬を飲んで改善する必要があります。

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