漢方でニキビを治す方法について紹介
公開日:2019/09/18 / 更新日:2019/12/10
男性でも女性でも、多くの人がニキビには悩まされています。漢方でニキビを治す方法はあるのでしょうか。
ニキビの原因
ニキビは、皮膚の毛穴に溜まった皮脂が原因となって炎症を起こすものです。ニキビには大きく分けて白ニキビと黒ニキビがありますが、白ニキビは毛穴に皮脂などが溜まって毛穴が盛り上がったものを指します。黒ニキビは、毛穴の皮脂が酸化して黒くなったものです。
さらに、このニキビが炎症を起こすと赤ニキビになり、これが悪化すると化膿してしまい、ニキビの痕が残ることになります。このため、ニキビは初期のうちに完治させないと、女性の肌にとって大敵となってしまうのです。漢方では、体内に気がこもって上昇すると、ニキビの原因になると考えられています。
第二次性徴期にニキビができやすいのは、若いために気が多すぎるからだと言われています。これに対して大人になってニキビができるのは、ストレスや不規則な生活のためにホルモンバランスが乱れたせいで、気のめぐりが悪くなるためなのです。
ニキビの対処法
多くの場合、ニキビができると塗り薬を塗りますが、もともとはホルモンバランスの乱れが原因なのですから、薬を塗ったところで根本的な解決にはなりません。根本的に解決するには、漢方薬を飲んで、体の中からホルモンバランスの乱れを治すことが大切なのです。
では次に、ニキビによく効く漢方薬をご紹介しましょう。
*荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
荊芥連翹湯には、余った気から作られる余分な熱を追い出して、鼻の通りをよくする作用があります。首から上の炎症に効果があるので、ニキビや扁桃腺炎などに使われる漢方薬です。
*桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)
桂枝茯苓丸料加薏苡仁は、血のめぐりをよくして皮膚に栄養を行き渡らせてニキビを改善します。また、月経、妊娠、出産、産後のイライラや精神不安、更年期など女性特有の症状の緩和にも効能を発揮します。
*十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
十味敗毒湯は、ニキビの箇所が膿んでジュクジュクしている場合に、水分と熱を発散させて改善する効果があります。
このように、ニキビに効く漢方薬はいくつかありますので、ご自身に合ったものを選ぶといいでしょう。
まとめ
ニキビは、皮膚の毛穴に溜まった皮脂が原因となって炎症を起こすもので、通常は塗り薬で対処します。しかし、ニキビの原因はホルモンバランスの乱れにあるため、表面の患部だけを治しても根本治療にはなりません。荊芥連翹湯、桂枝茯苓丸料加薏苡仁、十味敗毒湯などニキビに効能のある漢方薬を使うとニキビを完治できます。

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