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不妊の原因となる無排卵には漢方での治療が効果的?

不妊症のやっかいなところは、原因も症状も人によって異なるところです。その中でも、深刻な原因の一つとして無排卵が挙げられます。

無排卵は、日常生活において支障をきたすような症状が起こりにくく、気づきにくいという特徴があります。この記事では、無排卵について、また漢方薬によってどのようなアプローチが可能なのかご紹介します。

妊娠

排卵のメカニズム

無排卵の前に、まず、排卵のメカニズムを知りましょう。排卵は、「視床下部→脳下垂体→卵巣」の3つが連動してホルモンの分泌し、体に促すことで起こります。

卵胞の発育を促す「卵胞刺激ホルモン(FSH)」と、成熟した卵胞に排卵を促す「黄体形成ホルモン(LH)」が分泌されます。この2つのホルモンが、卵胞が成長するよう卵巣に促すことで排卵します。そして、この2つのホルモンの分泌をコントロールしているのが脳の視床下部です。視床下部が「性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)」を分泌することで脳下垂体へ信号を送ります。

排卵に異常が起こる原因

排卵に異常が起こる原因は、いくつか考えられます。

視床下部に原因がある場合

排卵障害の主な原因とされ、ストレスや過度な運動、無理なダイエットによって急速に体重が減少するなどの原因で起こります。この症状には、温補腎陽、養血活血の効果がある漢方を選び、排卵誘発剤との併用も可能です。

下垂体に原因がある場合

脳下垂体の分泌するホルモンが不十分で排卵が起こりにくくなります。血液検査でホルモンの量を測定し、卵巣の機能を見ます。そして、最適な漢方を処方します。

卵巣に原因がある場合

卵巣の卵子が少なくなることで起きる排卵障害で、血液検査の結果で判断します。脳下垂体のホルモンの分泌が不十分なのでホルモンのバランスを整える漢方を選びます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

卵胞が成長せず、小さいままの卵胞が卵巣内に多く残っている状態です。女性の5%から8%にみられ、生理不順や無月経、不妊や肥満などの自覚症状があります。補腎薬を用い、それでも不正出血が続く場合は清熱止血薬や温陽止血薬を併用します。

高プロラクチン血症

排卵を抑制するホルモン「プロラクチン」が過剰に分泌され、排卵が起こらない状態になります。漢方は肝鬱腎虚や肝鬱脾腎虚に効くものを用います。

甲状腺ホルモンの分泌低下

新陳代謝を活性化させる「甲状腺ホルモン」の分泌が低下すると、排卵障害が起こる場合があります。この症状には気虚に効果がある漢方を選びます。

次に、無排卵とはどのような症状を言うのか、見てみましょう。無排卵とはその名の通り排卵が起きない症状のことです。排卵で発生する卵子は妊娠するうえでとても重要です。そのため、不妊の原因として多くあげられます。

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無排卵か正常かを判断する方法

生理周期で子宮の健康状態は確認することができます。しかし、「無排卵月経」というパターンがあることを忘れてはいけません。生理は来ていても無排卵であることは、十分に考えられるのです。ここでは、無排卵かどうかを判断する方法をご紹介します。

基礎体温を測る

正しく排卵が行われているかは、基礎体温を測ることで分かります。月経終了時から一定期間は低い温度で、ある日を境に次の月経が始まるまで高い温度になっている場合は、排卵がきちんと行われていると考えて良いでしょう。毎日データをとり続けることが大切です。

月経不順は危険大

「無排卵月経」というパターンも十分に考えられるので、月経に関係なく無排卵は起こり得ます。しかし、月経不順が付随して起こっていることが多いのです。例えば、生理の周期が早すぎたり遅すぎたり、あるいは周期がバラバラだったりします。周期が一定でも、生理の期間が長すぎたり短すぎるときも月経不順と考えられます。このような月経不順の症状が確認できたら、無排卵になりやすい状態にあるのだと認識しておくべきでしょう。

無排卵のメカニズムと症状

メカニズム

月経時に無排卵となる状況は、無排卵月経や無排卵周期病と呼ばれています。月経では、脳の視床下部(内分泌や自律機能の調節を行う)と脳下垂体(様々なホルモンの働きをコントロールする部位)からホルモンが分泌されます。

このホルモンが卵巣に働きかけ、卵胞を成長させて排卵を行わせます。しかし、無排卵月経の場合、脳からのホルモンの分泌がうまく行われないため、卵胞の成長が不十分となります。

卵胞の成長が不十分なことは、排卵が行われないことに直結します。排卵が行われないと、黄体ホルモンの分泌が行われないため、子宮内膜が剥がれ落ちてしまいます。子宮内膜の厚さを維持できないため、不妊の原因となります。

症状

無排卵月経の主な症状は、不正出血・不妊・月経不順が挙げられます。
月経不順には、
・頻発月経 (月経の周期が短い)
・希発月経 (月経の周期が長い)
・過長月経 (月経の期間が長い)
・過短月経 (月経の期間が短い)
・過多月経 (月経時の出血量が多い)
・過少月経 (月経時の出血量が少ない)

といった、周期・期間・出血量などの症状があります。不正出血は、月経時でない時にも出血が見られるものです。ホルモンバランスの乱れや別の病気が原因として考えられます。不正出血には様々なパターンがありますが、自分で判断するのは避けた方がいいでしょう。

無排卵への、漢方でのアプローチ

漢方の考え方は、病気そのものを直接治療するという考え方ではなく、体調や体質を改善していくことで治療を行うというものです。「無排卵のメカニズムと症状」で解説したように、無排卵月経はホルモンバランスが崩れることが原因の一つと考えられています。

ホルモンバランスの乱れは、自律神経の乱れからきます。また、漢方薬はその種類によって、ストレスによる自律神経の乱れや冷えからくる不妊など幅広く効果効能があります。長期的に漢方を服用し治療を行うことで、妊娠しやすい体となっていくという効果が期待でき、不妊治療に有効と考えられています。

疲れが溜まっている場合

不妊の治療をする中で疲れがたまったり、ストレスを感じてしまったりすることがあります。それが積み重なって無排卵になることがあるのです。このような場合は、人参養栄湯がおすすめです。この漢方は、体の調子を整えたり、エネルギーを補給したりしてくれます。少し疲れが溜まっていると感じたらこの漢方が良いでしょう。

*血液が不足している場合

肝臓や腎臓が原因で無排卵になることがあります。肝臓や腎臓には血液が多く溜まります。その血液が不足することで無排卵になるのです。このような場合は、体の臓器を休めるのが良いでしょう。その他には、六味地黄丸という漢方がおすすめです。この漢方は血流の流れを整えるだけではなく、体に十分な血液を補給してくれます。そのため、月経のための血液も確保できるでしょう。

血液の流れが悪い場合

体の中で血液の流れが悪いと無排卵になってしまいます。子宮まで血液が流れないので、月経が起きなくなっているのです。そのため、体中に十分な血液を確保する必要があるでしょう。このような場合は、通導散という漢方がおすすめです。この漢方を飲むことで血の流れを整えることができます。すぐには効果が出ませんが、無排卵も治ってくるでしょう。

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まとめ

以上、無排卵のメカニズムと症状・漢方での治療についてご紹介しました。不妊の原因の一つである無排卵に対して、漢方治療は有効であると考えられています。

漢方の葵堂薬局は、開業以来20年、延べ20万人以上の方の不妊のお悩みをお聞きしてきました。しっかりとお悩みを聞き、血液検査など数値から得られるデータを元に、一人一人に合ったご提案をさせていただきます。お一人で悩まずに、不妊、二人目不妊、男性不妊のお悩みをお聞かせください。無料 漢方不妊カウンセリングはこちから

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