不妊で悩んでいる方へ!PCOSの症状と漢方での治療を解説!
公開日:2019/05/11 / 更新日:2019/12/01
「不妊の原因でよく聞くPCOSって何だろう?」
「漢方で治療できるのかも合わせて知りたい。」
不妊の原因にPCOSがあることをご存じでしょうか?
症状を把握し、適切な治療をすることで妊娠の確率が上がります。
そこで今回は、不妊で悩んでいる方必見の、PCOSの症状と漢方での治療法についてご紹介します。
□PCOSとは
まず、PCOSの症状についてご紹介します。
PCOSは多嚢胞性卵巣症候群の略称です。
女性が主にかかる病気のことで、卵胞ができるスピードが遅くなるのが主な症状です。
その結果、排卵の頻度も低くなり妊娠の確率が下がってしまいます。
また、PCOSを放置しておくと不妊だけではなく、肥満などの病気にもつながります。
そのため、少しでも疑いがある場合は対策をとる必要があるでしょう。
□具体的な症状
PCOSの主な症状は以下の4つです。
・黄体ホルモンが充分に分泌されず、経血量が異常に多い、止まらない
・月経不順や無月経
・排卵させようとすることで、多毛、低音性、顔が荒れる
・妊娠しにくい体になる
□検査方法
PCOSは超音波を使って検査します。
PCOSだと診断される基準は、卵巣に卵胞が10個ほど集まったネックレスサインが見つかる場合です。
ネックレスサインのある場所は卵巣表面が硬くなり、充分な排卵ができません。
□原因
PCOSは以下の2つが原因と考えられています。
*内分泌の異常
卵巣は黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンの働きによって成熟します。
通常、この2つのバランスがうまく取れています。
しかし、PCOSの方は黄体化ホルモンが過剰に分泌され、卵胞刺激ホルモンとのバランスが崩れ、排卵がうまく行われなくなります。
排卵できないと、さらに黄体化ホルモンの分泌が促され、さらに悪化します。
肥満の方は、深刻な症状になりやすいため、生活習慣を改善しましょう。
*糖代謝の異常
排卵しにくい原因は、インスリンが増加し、糖代謝が活発になることで男性ホルモンが増加するからだと言われています。
□PCOSの対策
次に、PCOSになった場合、どのような対策をとれば良いのかをご紹介します。
*薬での治療
PCOSは薬を使用することで症状を抑えることができます。
具体的には糖尿病の薬が有効です。
これまで排卵のスピードや量が良くなかった方も、糖尿病の薬を取り入れることで症状が改善したという例があります。
その他にはドーパミンを増やす薬もあります。
ドーパミンは排卵を抑えるプロラクチンを抑えてくれます。
そのため、排卵の質も改善されるでしょう。
*漢方を使用する
薬のほかに、漢方を使用することで症状を改善できます。
例えば、温経湯があります。
この漢方は血流を整えてホルモンのバランスを整えてくれます。
そのため、排卵の質だけでなく、妊娠の確率も上がるでしょう。
他には当帰芍薬散や柴苓湯があります。
PCOSになると卵巣が硬まってしまうこともあります。
この漢方を取り入れることでその様な卵巣の状態を改善できるのです。
また、不妊の改善だけでなく、冷え性や血流をよくする働きもあります。
そのため、不妊の治療をしながら体調を整えることもできるでしょう。
柴苓湯は主にホルモンバランスを整える漢方です。
PCOSになると排卵のペースが不規則になるのでホルモンバランスが保てません。
この漢方を摂取することで妊娠しやすい体を作れるでしょう。
□まとめ
以上、PCOSの症状と漢方での治療法についてご紹介しました。
不妊治療をしている方の中にはPCOSで悩まれる方が多いです。
そして、PCOSになると排卵やホルモンのバランスが崩れやすくなってしまいます。
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