不妊治療で悩んでいる方必見!漢方でPCOSを治療しよう
公開日:2018/11/28 / 更新日:2019/12/01
不妊治療を続けているけれど、なかなか効果が出ずに苦しんでいる方はいらっしゃいませんか?
中には、女性特有の病気によって妊娠できない体である女性の方もいらっしゃるかと思います。
そんな病気の一つに、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)という病気があります。
今回は、多嚢胞性卵巣症候群、略してPCOSという病気について、その治療法をご紹介します。
□PCOSとは
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは、卵巣にできたたくさんの未熟な卵胞によって、排卵すべき主席卵胞が成長できず排卵しないまま卵巣内に滞留してしまう病気のことです。
卵巣内に10ミリ以下の発育が停止した小卵胞がたくさん存在することによって卵巣が腫れてしまうこともあります。
この病気の原因としては、ホルモンバランスやインスリン抵抗性、肥満なでが関係していると考えられています。
□PCOSの主な症状とは
*生理周期異常
排卵しにくいことによって、生理周期が伸びてしまったり、月経不順になってしまうこともあります。
*不妊
排卵できないことによって妊娠に影響してきますが、排卵すれば妊娠することもできます。
*肥満
インスリン抵抗性によって、血中のインスリン濃度が高くなってしまい、排卵障害を起こしやすくなってしまいます。
□PCOSの一般的な検査方法とは
PCOSを特定するために行われる検査をご紹介します。
*ネックレスサイン
経膣超音波検査(けいちつちょうおんぱけんさ)で、卵巣に多数の小さい卵胞がネックレス状に見られます。
*ホルモン異常
生理2日から5日のホルモン値が、卵胞刺激ホルモンより黄体形成ホルモンの方が多くなります。
男性ホルモンの値も高値となってしまうと、PCOSである可能性が高まりますので、男性ホルモンの検査も受けるようにしましょう。
*糖代謝異常
糖負荷試験によって血中インスリン値が高くなります。
さらに、多嚢胞性卵巣症候群である方の中には、血中プロラクチン濃度が高くなる高プロラクチン血症になる方もいらっしゃいます。
□PCOSの漢方による治療法とは
卵胞に大きな嚢胞性卵胞ができてしまっているときは、強力に活血・化痰・利湿を行うことで、嚢胞性卵胞を消失させて、良い卵胞を育たせることができます。
中でも、折衝飲(せっしょういん)や温胆湯(うんたんとう)が効果的です。
□まとめ
以上、多嚢胞性卵巣症候群、略してPCOSという病気について、その治療法をご紹介しました。
正しく漢方を処方して、不妊治療を進めていきましょう。

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