不妊治療を検討している方必見!漢方での月経不順の処方方法とは
公開日:2018/11/24 / 更新日:2020/09/05
月経不順でも妊娠することは可能です。
しかし、月経不順が不妊症の原因となり、妊娠しづらくなることがあります。
そのような場合、漢方を処方することによって月経不順を抑え、妊娠する可能性を高めることができます。
そのためには、まずなぜ月経不順になってしまったのか、その原因を突き止めることが必要です。
今回は、月経不順になる原因や、それに対しての漢方の処方方法についてご紹介します。
□月経不順の種類とは
月経不順に関する悩みには、周期の長さだけでなく、期間の長さや経血量の変化などもあります。
*生理周期による月経不順
生理周期とは、生理が開始されてから次の生理が来る前日までのことを指します。
一般的に、正常な生理周期は25日から38日であると言われています。
*生理期間による月経不順
正常な生理期間は3日から7日ですが、1日2日で終わってしまう過短月経や8日以上続く過長月経があります。
*経血量による月経不順
生理中の経血量は、人それぞれ違いますが、正常な量としては約50mlから250mlと言われています。
経血量が異常に多いだけでなく、レバーのような塊が混じったりすることがあります。
□月経不順が引き起こる原因とは
月経不順を引き起こす原因で最も多いものが、ストレスです。
過度のダイエットや、就職などの環境の変化、人間関係など、かなりたくさんのストレスを抱えがちです。
女性の体内には卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンの分泌量が変動しています。
この2つの女性ホルモンがバランスよく保たれていることで、正しい周期での生理が訪れますが、ストレスの影響で崩れてしまうと、月経不順となってしまうのです。
□漢方による処方方法とは
経血量が少ない場合、人体に必要な血液や栄養が不足している状態であり、胃腸機能が低下しています。
この場合、四物湯(しもつとう)、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などの漢方を処方して、血を補い、生理周期を整えることができます。
さらに、冷えを伴う場合、寒冷によって血の流れが停滞しているため、体を温めて血行を促す漢方薬が必要です。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)や、八味地黄丸(はちみじおうがん)で安定させることができます。
□まとめ
以上、月経不順になる原因や、それに対しての漢方の処方方法についてご紹介しました。
自分の月経不順の原因に合う漢方がわからない、という方はぜひ一度専門家へ相談してみましょう。

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