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精管手術で多くが改善

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精管手術で多くが改善

不妊かな、と思うとまず女性が産婦人科を訪ねて検査を受けます。
しかし、不妊の原因の半分は男性にあるといわれます。
不妊が疑われるときは男女のカップルそれぞれが検査をし、
必要なら治療を受けるのが望ましいでしょう。

早くから男性不妊治厭に取り組んできた昭和大学泌尿器科の坂本英雄講師は
「男性不妊にはいくつもの治療法がある。どれがよいかはカップルがよく相談をして
選択してほしい」と言います。

不妊症は病気ではないといわれますが医学的には治療の対象になっています。

「子供がほしいと思っているのに、二年以上妊娠しないときは不妊症を疑います。
私たちは一年以上妊娠しないときには、相談や検査を受けるように勧めています。
対応は早いほうがよいからです。

詳しい統計はありませんが十組の夫婦のうちの一組は不妊に悩んでいるといわれています。
理由は男女ほは半々ですが、男女両方に原因があるケースは全体の30%ほどあります」

「男性不妊の最大の理由は精子の数が少ないか、その運動機能が低いことです。
男性では普通、精液1ミリリットル中に精子は約八千万。

世界保健機関(WHO)の指針では精子が二千万以下、
運動率が五〇%以下ならば精子の数が少ない乏精子症(精子減少症)で、
治療の対象にしています。

受精能力は精子の数などによって決まるわけではありませんが一つの目安になります」

●原因は何でしょう。

精子は精巣(睾丸=こうがん)で作られ、精巣上体で成熟し精管を通って精嚢(せいのう)で貯蔵され、その後射精管を通って尿道に入ります。不妊症の人では
精子ができないか少ししか作られない
精管などに異常がある
射精の異常がある
―の三つの原因が考えられます。

 

●どういった治療が行われますか。

乏精子症、精子がない無精子症や、精子の運動機能が低い精子無力症の原因は明確ではありません。感染やホルモンの影響、遺伝的要因などが考えられます。

乏精子症・無精子症の人では高い頻度で精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)がみられます。
精管の近くを通っている静脈の流れが悪くなり、うっ血してこぶ(瘤)ができ、このために血流が阻害されて精巣の温度が上がり精子が作られにくくなるものです。手術でこぶを除云することによって治療できこ60%以上の人で改善効果があります。

無精子症では以前は子供をあきらめることが多かったのですが、最近では精巣組織を調べて精子が見つかれば卵子と顕微授精させる方法もとられています。

 

●精子の通り道に異常がある場合などはどのように治療していますか。

先天的に精管が欠損していたり、あるいは感染による炎症などが原因で
精子の通り道がふさがっている場合は手術で閉そく部を除いたり、
精管を再建したりします。

精管形成不全は産婦入科などではわからないことが多いので、
泌尿器の専門医に診てもらうのが一番です。

子供のころにヘルニアの手術をしたときに精管を縛ってしまったり、
子供を作らないように精管を結紮(けっさつ=縛る)したが、
事情が変わって再開したいという例も再建手術の対象になります。
しかし、積管結紮後十年以上だと、再建しても妊娠率はぐんと悪くなります。

 

●男性の場合、不妊外来にはなかなか行きにくいものですが…。

不妊症の治療にいく、と言いにくいのは事実です。
でも女性ばかりに任せずに、男女が二人そろって相談・検査をすることが大切す。

不妊の理由の半分は男にありますから。
不妊は治療できるものなので、あきらめずに受診してください。

不妊治療にはさまざまな治療法があります。
例えば先天的に精管欠損があっても再建できるケースがありますし、
精子を採って何らかの方法で受精させることも可能です。

ただ、不妊の原因はいろいろですし、自然妊娠を望むのか、
あるいは女性のパートナーがある年齢以上であるため早く子供がほしいのかなど、
カップルごとに対処法が異なります。
医師はそれに対して適切なアドバイスをする人だと思っています。

 

増える専門外来

男性不妊症の検査では精液を採取し、精子の数や運動量を調べます。
その前に睾丸の大きさも診ます。
睾丸の容積が12cc以上であれば造精機能があるとされています。

女性の不妊症の相談窓口は多い反面、男性不妊を手がけているところはまだ少なく、
男性が女性といっしょに産婦人科へ行くのは敷居が高いように感じられますが、
最近では泌尿器科などに男性不妊の外来を設けている医療機関が増えてきています。

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