体外受精とは?不妊治療の一種である体外受精の流れについて解説
公開日:2019/01/02 / 更新日:2019/12/03
近年、晩婚化の流れが盛んになりつつあり、不妊に悩む方が多くなってきました。
「子供が欲しくてもできない」というのは、非常に辛い悩みであることでしょう。
そんな悩みを抱える方の多くが、病院で治療を受けることを考えたことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、不妊治療の一種である体外受精について、どのような流れで進むのかについてご紹介します。
□体外受精とは
体外受精とは、女性の卵子を体外に取り出し、パートナーの精子と一緒にして受精を促し、できた受精卵を女性の子宮に戻して着床を促すというものです。
□体外受精の流れ
*卵巣刺激
最初の段階として、妊娠確立を上げるために卵巣刺激を行います。
この段階では、より多くの卵子を成熟させて採卵するために、飲み薬と注射によってホルモン薬を投与し、排卵を管理しながら行います。
ホルモン薬の種類や投与方法などによって多くの方法があり、患者様それぞれの卵巣の状態や希望に合わせて決定していきます。
*採卵・採精
排卵日が迫ってくると、卵子を体外へと取り出します。
この際に、採精も行い、受精の準備を整えておきます。
*受精
取り出した卵子は培養液の中に入れて状態をチェックしておき、取り出した精子は活発に運動している精子を取り出して、卵子と精子を一緒にして受精させます。
*胚培養
このようにして作られた受精卵は、専用の培養液に入れて培養させます。
受精卵は、細胞分裂を始めると「胚」と呼ばれるようになります。
通常では、受精卵が移植されるのは、受精が起こってから2〜3日後、もしくは5日後とされています。
その期間内では、インキュベーターという温度とガス濃度を調整して、女性の体内に似た環境の中で培養させます。
*胚移植
原則としては、一つの胚を子宮へと移植します。
この移植の方法は様々あるので、患者様の状態や希望、そして、胚の状態に合わせて行われます。
*妊娠したかどうかの判定
胚移植から2週間程度経った後に、尿検査によって妊娠したかどうかの判定を行います。
判定の前に出血があったとしても、自分一人で判断するのではなく、医療機関で検査してもらうようにしましょう。
□最後に
今回は、体外受精について、どのような流れで進むのかについて解説してきました。
子どもが欲しくてもできないというのは、非常に辛いことだと思います。
不妊でお悩みの方は、ぜひこの記事を参考に、安心して体外受精へ臨んでみてはいかがでしょうか。

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