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不妊治療は男性も関係ある!男性不妊の原因とその改善法とは?

「子どもが欲しい」となった時、多くの女性の方がまず産婦人科を受診すると思います。

しかし、不妊の原因を調べてみると、不妊全体のうち約半数が男性側にあるというデータがあります。
つまり、不妊治療は女性だけのものではなくなってきているのです。
今回は、男性不妊の原因についてご紹介します。

 

□精子にもタイムリミットがある!?

女性が妊娠できる年齢にはタイムリミットがある、というのはよく聞きますよね。
しかし、50代や60代の男性芸能人が「パパになりました!」なんてエンタメニュースも飛び交っています。

そのため、「何歳になっても男性の精子は、子どもをつくる力がある!」そう思ってらっしゃる方がほとんどかもしれません。
また、卵子は女性が生まれる前につくられ減っていくばかりです。

反対に、精子は毎日つくられています。
したがって、精子は卵子に比べると、新鮮だと言えるでしょう。

これらのことから、男性は歳をとっても大丈夫、そのような考えが広まっていました。
しかし、精子にもタイムリミットがあることが最近の研究で分かったのです。

受精後、受精卵の分割を進めるために精子はスイッチを入れる必要があります。
受精卵を分割させていくためのスイッチです。

男性の中にはそのスイッチがうまく入らない方がいらっしゃるのです。
つまり受精ができても精子が原因で受精卵がうまく成長していかないということです。
この状況を”精子力が低い”と言います。

そして、「35歳を過ぎてから精子力が落ちる」ということが言われています。
しかし、逆に言えば35歳を過ぎるまでは精子力が著しく低下するという事態は、そう多くはありません。
つまり男性の中には35歳が子どもをつくるタイムリミットと考えておくと、妊娠の確率が高まるでしょう。

さらに、精子力が低い男性は精子を検査しても量、運動量共に大丈夫だという結果が出ます。
また、精子力が低下する理由もまだ分かっていません。

しかし、精子にもタイムリミットがあることは、事実です。
また、男性が不妊の原因になっているケースは全体の約半分を占めています。

 

□主な男性不妊の原因

*造精機能障害

精子を作る機能が低下することによって、不妊が起こることがあります。

この状態は、造精機能障害と呼ばれます。

この障害は、男性不妊の原因のうちの約8割を占めていると言われてます。

造精機能障害を患っている方のうち、約半数の方は原因が分からないため、治療法がないのが現実です。

3分の1の方には、精巣周りの静脈が太くなる精索静脈瘤が原因として見つかり、手術をすることで、その半数以上の方に改善が見られます。

その他の原因としては、精巣腫瘍が原因となっている場合もあるので、そのような可能性を感じられた方は、男性不妊専門の泌尿器科を受診されることをおすすめします。

 

無精子症

造精機能障害の一つです。

精子の通り道が詰まっている閉塞性無精子症、また精子を作る能力が低下している非閉塞性無精子症の二つに分類されます。

手術を行えば、閉塞性の方は10割、非閉塞性の方は約3割、精巣にある精子を体内に行き届けることができます。

 

射精障害・勃起不全

日本でも勃起不全の患者の方は数多くいると言われており、男性不妊の原因のうちの一つとなっています。

40代になると勃起不全の患者の方は約2割いると言われており、年齢が上がれば上がるほどその確率は高くなっていきます。

それ以外にも、不妊治療により排卵日付近のカップルの生活を指導されることによって、心因的な原因で、射精障害・勃起不全が起こる場合もあります。

また、糖尿病のような内分泌疾患が原因で症状が起こる場合もあります。

原因はこのように様々ありますが、その種類によって治療法が異なるので、このような症状の場合はぜひ医師に相談してみてください。

 

□その他の男性不妊の原因

*精子の数が少ない

健康な状態のとき、男性の精液には1mlに5000万から1億個の精子がありますが、これが1500万個以下の状態のことを指すことが多いです。
乏精子症と呼ばれ、病院によって軽度から重度まで分けていることもあります。
また、無精子症の場合もあり、精子が作られているにも関わらず、射精の時の通り道が何かでふさがっているか、そもそも精子を作る能力が低下しているものの2種類があります。

 

*精子の運動率の悪さ

健康な状態の運動率は、60~80%と言われており、これが40%以下のときに精子無力症と呼ばれています。

 

*精子の形の悪さ

男性は誰でも奇形の精子を持ちます。
しかし、それが大多数を占めている場合を奇形精子症といいます。

 

*性行為がうまくできない

性欲が低下したり、行為自体を嫌悪したりなど様々な問題で性行為がうまくできない状態のことを性機能障害と言います。

 

□男性不妊を改善する方法

*過度なアルコール摂取は控える

精巣内には、アルコールを分解する酵素があります。
これが大量のアルコールを分解する場合、精子を作る機能が弱くなってしまいます。

 

*肥満にならないようにする

肥満によって、精巣の周辺に脂肪を増やしてしまうと、精巣を温めてしまうことになります。
精巣は、温めることを避けるべきとされているため、脂肪がつきすぎないようにしましょう。
適度な運動を取り入れることがおすすめです。

 

*食生活

精子に良いとされる栄養を取らなければ、生殖機能は弱くなってしまいます。
特、に外食が多い方などは栄養素に意識して摂取するようにしましょう。

 

・ビタミンE
アーモンドなどのナッツ類やかぼちゃなどに多く含まれます。
精子の数を増やし、運動率も上げる効果があります。

 

・亜鉛
牡蠣やレバーなどに多く含まれます。
精液に多く含まれる成分の一つです。
亜鉛は吸収率があまりよくないため、吸収を助けるビタミンCなどと一緒に摂取することをおすすめします。

 

□男性の妊娠適齢期に関して

実は、精子も加齢によって衰え、男性にも妊娠適齢期というのが存在するのです。
今回はそんな男性の精子の老化とその問題についてお話ししたいと思います。

*35歳がボーダーライン

高齢出産と言われる35歳は、女性にとっても妊娠率がぐっと下がり、染色体異常のリスクも上がると言われている年齢ですが、男性の精子にとっても35歳という年齢はボーダーラインとなっています。
男性不妊治療専門医の研究によると、一部の男性の精子は35歳を境に受精能力が低下する傾向にあると報告されました。
これは全員が当てはまるわけではなく、精子が老化するタイプと老化しないタイプに分かれ、老化するタイプの男性にとっては35歳が一つの目安となっています。

*精子が老化するとどうなるの?

男性の年齢が上がり、精子の老化が進むと、自然流産の確立が上がり、妊娠率の低下を招きます。
更に、精子の老化はDNAを損傷させ、自閉症や統合失調症の子どもが生まれる確率を上げるというデータがあり、生まれてくる子どもに大きな影響を与えるとされています。

*女の子が生まれやすくなる!?

精子の老化は不妊や障がいを持った子どもが生まれる可能性を上げるだけではなく、子どもの性別にも影響するとされています。
ご存知の通り、生まれてくる赤ちゃんの性別は、卵子に受精する精子の染色体によって決められ、X染色体を持つ精子が受精に至れば女の子、Y染色体なら男の子になります。
精子が老化すると、Y染色体を持つ精子が減少するので、男性が高齢の場合には女の子が生まれる可能性が高くなるそうです!

 

□おわりに

不妊は女性にも男性にも大きな問題となってきました。
お互いに、パートナーの健康などを考えながら不妊治療を行うようにいましょう。
生活習慣の改善は女性側にも良い影響を及ぼすため、一緒に取り組めばさらに二人の絆が深くなるかもしれません。


■ この記事を書いた人

漢方の葵堂薬局 薬剤師 西岡
薬剤師 西岡 敬三 (登録番号:第242155号)

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