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平均出産年齢30歳!?不妊治療の増加の背景と高齢出産に関して

最近「不妊治療」という言葉を昔に比べてよく聞くようになったと思います。
これはインターネットの発達によって情報にアクセスしやすくなったことも原因であると思いますが、やはり不妊に悩み、不妊治療を行われる方が多くなってきたことが大きな原因だと思います。

今回は「不妊に悩む人が増えている背景とその解決策」のついてお伝えいたします。

□不妊に悩む人の増加

先ほどお話させて頂いた通り、不妊に悩む人はどんどん増加しているように思えます。
その背景には「平均出産年齢」の数字がどんどん高くなっていることが原因にあります。

厚生労働省が発表している「第一子出生時の母の平均年齢」では2016年度は「30.6歳」、2017年度は「30.7歳」という結果が出ています。
以前の日本の社会でしたら「20代で結婚して20代のうちに出産して子供を持つ」という状態が普通でしたが、この結果からは現代では「20代後半で結婚して、30代で子供を持つ」というのが当たり前になってきているとわかります。

□幸せの変化

上記のように晩婚化、30代での出産の状態になってきているのは「幸せの定義の多様化」にあると思います。
以前でしたら、「男性はずっと働き、女性は20代で結婚して子供を持つ」という幸せのテンプレートがありました。

しかし現代は価値観の多様化と社会の変化によって「男性もプライベートを充実させるために結婚を選ばない」「女性もバリバリ仕事で働きたいから結婚しない」というような幸せの在り方もできてきて、結果として晩婚化、出産年齢の遅れに繋がっているのです。

□なぜ30代で出産すると不妊の可能性が高まるのか?

「20代では無事出産できて、30代に入ると出産できる可能性が低くなる」。
この違いはどこから来ているのでしょうか?

その原因は「卵子と精子の老化」です。
最近の研究では年を取るにつれて(特に女性では30代から、男性では35歳を過ぎると)卵子と精子の老化が進み、妊娠できる可能性が大きく下がるというデータが出ています。

ではどのようにしたら卵子と精子の老化を防ぐことができるのでしょうか?

卵子の老化、精子の老化の影響を最小限にとどめ、妊娠機能を高める方法は、「生活習慣を整える」ことです。
正直に申し上げますと、どんなに頑張っても卵子と精子の老化を止めることができません。

しかし日々の生活習慣(睡眠、運動、食事)などを改善するだけで卵子や精子の質を高めることができて、妊娠効果も高めることができます。

 

□不妊と加齢の関係

*加齢による妊娠の力の低下

女性は年齢を重ねることで、妊娠する力が衰えてくるとされています。

このことは、データからも証明されていることです。

避妊法がまだ確立されていなかった17世紀から20世紀における女性の年齢と出産数の変化を調査した研究では、出産数は30歳辺りから徐々に下がり始め、35歳を過ぎるとその傾向は顕著になり、40歳を過ぎると急速に下がります。

このデータから、女性は加齢によって妊娠する力が低下していくことが分かります。

*加齢による婦人科疾患にかかる頻度の増加

女性は年齢を重ねていくことで、婦人科疾患にかかる頻度が高くなっていきます。

婦人科疾患とは、卵管炎や子宮筋腫のようなもので、年齢が高くなるにつれて、かかる確率が高くなり、長期化してひどくなって、形態学的な異常を被る可能性が高くなってしまいます。

クラミジアが原因となる卵管炎では、卵管やその周囲で炎症が発生し、卵管が狭まる、または塞がりことで卵管周囲の癒着が生じたりし、不妊が起こります。

子宮筋腫は、年齢と共にかかる確率が増加し、筋腫核の数が増え、子宮腔内に突出して着床や成長の障害を招くことが考えられます。

このように、年齢を重ねることで、女性は婦人科疾患を患う可能性が高くなり、不妊につながりやすくなるのです。

*年齢が上がると生殖補助医療による妊娠も難しくなる

当たり前のことではありますが、受精が起こったからといって、必ずしもそれが妊娠につながるわけではありません。

女性は、年を重ねるごとに、不妊治療の一種である体外受精や顕微授精のような生殖補助医療を受けて、受精を起こすことができても、妊娠する確率が下がってしまいます。

 

□高齢出産の2つのリスク

*流産

「妊娠はできても、流産してしまった…」。

本当に悲しいことですが、このような方は毎年一定数の割合で存在しています。
しかし高齢出産になればなるほど、この流産の確率が高くなってしまうのです。
全ての妊娠で計算した自然流産率が10%~15%程度なのに対して、35歳以上の出産で計算すると20%程度まで上昇してしまいます。

*先天性異常

高齢出産になると、生まれてくる子供が先天的な障害を持って生まれてくる確率が少し高まります。
とある研究によると、

25歳~29歳:1.88%
35歳~39歳:2.02%
40歳~  :2.38%

という結果が出ています。
若干の数字の上昇ですが、出産年齢が上がるにつれて、先天性の障害を持って生まれてくる確率が上がるというのも事実なのです。

 

□高齢出産をするときのポイント

*妊娠・出産について正しく理解する

高齢出産を考えるとき、その難しさとして、妊娠しづらいことと出産に危険が伴いがちであることが挙げられます。
若い時の出産に比べて難易度が上がる高齢出産であるからこそ、妊娠や出産に関して正しい知識を身に着けましょう。
仕組みやリスクを理解しておけば、いざというときに冷静に対処することができます。

*食生活に気を付ける

特に高齢出産では妊娠高血圧症になる可能性が高いので、食生活に気を付けましょう。

塩分や脂分の多い食事はできるだけ取らないようにしましょう。
高たんぱくで低カロリーな食事を心がけることをお勧めします。
また、炭水化物の取りすぎを避け、できるだけ野菜を多く摂取しましょう。

体重管理は非常に大切なので、食事量も意識してください。
急に痩せたり太ったりといった体重変化はホルモンバランスを崩すので、妊娠を目指す方はホルモンバランスの乱れが起きないように気をつけましょう。

*生活リズムを正す

食事管理に加えて、健康的な生活リズムを心がけるようにしましょう。
不規則な生活を送っていると、卵子の老化が早くなり、ホルモンバランスも不安定になります。

*周りの支え

高齢出産はリスクを伴い、不安になることもあります。
そのようなときに頼りになるのがパートナーです。

妊娠や出産にあたり、そのリスクについてもしっかり話し合い、相互理解を深めましょう。
精神的な支えがあることでつらい状況でも乗り越えることができます。

また、周りの家族や友人にも協力してもらいましょう。
頼りになる人が多くいることによって、心理的にも楽になります。

 

□まとめ

今回のお話は「不妊の増加は晩婚化や出産年齢の上昇が卵子や精子の老化に繋がっているということ」についてお話させて頂きました。

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