不妊治療をきついと感じている方へ!妊活問題は女性だけでなく、男性の可能性も!?
公開日:2018/06/12 / 更新日:2019/12/04
「不妊治療を受けている!」
「でも、一人で不妊治療に向かうのはつらい・・。」
芸能人が不妊治療に成功し、高齢出産したというニュースに動かされ、「今なら可能性があるかも!」と不妊治療を始めた方も多いことでしょう。
しかし、不妊治療中は気持ちがナーバスになったり、なんだか前向きになれなかったりしがちです。
そんなあなたに質問です。
「あなたは不妊を、あなた自身の問題だと抱え込んではいませんか?」
実は不妊の原因が女性にないケースも多く存在します。
今回は不妊治療を受けていくために必要なマインドセットを紹介します。
■パートナーとの意識の差を埋める
男性は「いつか子どもが出来る」と楽観的に捉えている場合がとても多いです。
不妊の原因が女性の体質である場合、「私のせいで子どもができない」とパートナーはとても辛い思いをしています。
例えば治療中に再び生理がくると本当に子どもができるのか、とひどく落ち込んでしまうことがあります。
そうした辛いことがあってもなんとか奮起してまた次頑張ろうとしているパートナーを支えるのは旦那さんの役目です。
とはいえ女性の心身のことを理解するのは確かに難しいです。
また女性は男性に比べて加齢とともに生殖機能が低下するのが早いことを知らせ、今すぐに手を打たないと手遅れになり得ることをきちんと認識してもらう必要があります。
現に、不妊の確率は、20代後半では10パーセント未満であるのに対し、30代後半になると20パーセントを超え、40代前半には30パーセント近くになると一般的に言われています。
いま動かないといけないとパートナーが認識できれば、同じような思いで不妊治療に取り組めるのではないでしょうか。
いい結果が出てこない辛い時期は通院が億劫になったり、不安になったりすることがあります。
仕事がない休みの日には一緒に通院してみましょう。
そこで不妊治療についての知識や同じように通院している方たちとの出会いにパートナーの理解のヒントがあるかもしれません。
■不妊治療はお金がかかる
不妊治療はやはり一定のお金を必要とします。
そのお金は家計からやりくりされるはずなので、パートナーに快く出資してもらうためにもきちんと話し合い、理解してもらう必要があります。
■意外に多い男性不妊
「不妊治療を受けよう!」そう思い立ってレディースクリニックなどの病院に行くと、待合室には女性ばかり・・。
そんな光景を見たことがある、という方は多いのではないでしょうか。
不妊治療を
しかしWHO(世界保健機関)の調査によると不妊の原因が女性のみにあった、というのは全体の41%に過ぎないのです。24%は男女ともに、24%は男性のみに不妊の原因があった、という調査結果でした。
つまり、不妊の原因が男性にあることも多いのです。
先ほど紹介した男性が原因の不妊は、精子をつくる機能に問題があることがほとんどです。
精子が見つからない無精子症、精子の数が一般男性よりも少ない乏精子症、精子の運動量が低い精子無力症などがあります。
また、精子には関係しませんが、他にも男性が不妊の原因になっている場合もあります。
ED(勃起不全)や射精障害です。
不妊治療の第一段階としてタイミング法が有名です。
しかし、タイミング法で性交の日を決められてしまうとそれがプレッシャーになり、その性交時のみEDになってしまう、という男性も多く存在します。
そして、女性の膣内での射精ができない射精障害も不妊の原因になります。
これらが原因の場合は前述したWHOの調査の男性が原因の不妊として取り扱われていないので、男性が不妊の原因になっているケースはもっとあると言っても良いでしょう。
また、出産後のことを考えてみてください。あなたの元に生まれた子どもはあなただけの子どもではありません。
旦那様と一緒に育てていく、二人の子どもです。
そのため、不妊治療には旦那様の協力が不可欠だということになります。
■夫婦で行える不妊をなくす方法
大事なことは「体の代謝をあげること」です。
ではどのようにすれば代謝が上がるのでしょうか?
簡単に言えば「運動」です。
目的としては血液の循環をよくし、基礎代謝をあげるためです。
いきなり無理な運動をしてしまうとしんどいので自分に合った運動を心掛け長続きするようにしましょう。
*ウォーキングをしよう
歩くことでふくらはぎの筋肉が収縮し、足に下がってきた血液を心臓へ戻りやすくします。
血液の中には栄養素がたくさん含まれているため、血液は体をめぐり、いろいろな臓器に栄養を与えています。
循環が悪いと必要な栄養が臓器に届きませんが、循環がよくなると必要な栄養が各臓器に届けられ、正常な働きをしますから、体調がよくなります。
子宮や卵巣にも十分な栄養が届くので、女性ホルモンの分泌など、特に不妊に悩む人にとっては非常に効果が期待できることでしょう。
*軽い筋トレ
もしかしたら男性の精子に問題があるかもしれません。そこで男性側も不妊治療のためにできることはしっかりしましょう。
その原因としては、「精巣の血流低下」と「男性ホルモンの分泌低下」。
それらを引き起こしている原因が過労や運動不足です。
改善できるトレーニングとしてはウォーキングと男性ホルモンアップとして筋トレを週に2、3回ほどトレーニングをするのが理想的です。 1日、朝と夜に数十回でいいですのでスクワットをすることをお勧めします。
またトレーニングだけでなく、食事や生活スタイルの改善もしていきましょう。
ストレスや睡眠不足は体にもよくないですし、精子の活動が減ってしまいます。
■まとめ
不妊治療は夫婦で立ち向かうべき、夫婦の問題です。
旦那様に隠れて不妊治療を行ったり、不妊治療でナーバスになっているのを旦那様に隠すのではなく、夫婦でクリニックに行ったり、妊活の予算、やめどきを考えてみてはいかがでしょうか。
そうすることで夫婦の絆もさらに深まり、不妊治療がどういった結果に終わったとしても、夫婦で楽しく生活できるのではないでしょうか。
不妊治療にご夫婦ともに二人三脚で向き合う一助となれれば幸いです。

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