不妊治療中の方へ 自然に妊娠する可能性をあげるには?
公開日:2018/03/12 / 更新日:2022/02/03
子どもを授かりたいなら、妊娠できる確率をなるべくあげて自然に妊娠したいものです。
赤ちゃんを産むにあたって、年齢が若ければ若いほど、妊娠の可能性が高まります。
妊娠の確率を少しでもあげる方法があれば、ぜひ取り入れたいですよね。
今回は、そんな妊娠の仕組みと、妊娠の確率を上げる方法についてご紹介します。
妊娠の仕組み
妊娠の仕組みについて説明します。
まず卵巣から卵子が出ます。排卵された卵子が卵管に吸い上げられます。
そして卵管の中で精子と出会って受精します。
その受精卵が成長して子宮内へ移動して、子宮内膜に着床するというようなメカニズムになっています。
・排卵
女性の子宮の中には、卵巣が2つあります。
その卵巣で、卵胞と呼ばれる卵子の元となる細胞が育てられます。このたくさんの卵胞のうちの一つが、卵子として成熟します。
これが月に1回卵巣の壁を破って外に飛び出し、卵管の先にある卵管采(らんかんさい)に届けられます。
この流れを排卵といいます。排卵は月経の約2週間前に起こります。
・受精
受精とは、卵子と精子が卵管で合体することです。
基本は1つの卵子につき、1個の精子が合体します。
精子が卵子に結合して、卵子と精子を包んでいる膜同士が融合して、一つの細胞になることを受精といいます。
・着床
受精した後、受精卵は約24時間で2個の細胞に分裂して、48時間後にはその2個の細胞が分裂して、4個の細胞になります。
こうして増えた細胞が胚細胞と呼ばれ、胚細胞は分裂を繰り返して細胞数を増やしていきます。
そして、卵管の運動によって少しずつ子宮腔内の方へと送り込まれていきます。
妊娠する確率を上げるタイミング法
妊娠しやすいタイミングで妊活をするのがタイミング法ですが、そこで大切なのは、排卵日を予測することです。
排卵日を予測する方法は主に3つあります。
・基礎体温の計測
妊活で最も大切といわれるものの一つが、基礎体温の計測です。基礎体温を計測することで、低温期と高温期がわかります。基礎体温の計測を3か月ほど続けると、自分の生理のリズムがわかってきます。
目安は低温期の最終日の、最低体温日と呼ばれる最も体温が低くなる日です。
排卵は、この最低気温日の前日から高温期になるまでのどこかで起こるといわれています。
・排卵検査薬を使う
基礎体温を計測するだけでなく、排卵検査薬を使うとより正確に排卵日を知れます。
排卵検査薬では、黄体形成ホルモンと呼ばれるホルモンの値が一定以上で陽性反応が出る仕組みになっています。
そのため、排卵検査薬で陽性となれば、排卵間近だと判断できます。
・病院などに行く
排卵日の予測が難しかったり、自分でタイミング法を取り入れたりしてもなかなか妊娠できない場合は、病院などに行きましょう。
妊娠の仕組みと、妊娠の可能性をあげるポイントについてご紹介しました。
みなさんもぜひ取り入れて、素敵な妊活を送ってください。

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