不妊治療を成功させたい方必見!卵子の老化を防ぐ2つの方法とは
公開日:2018/03/04 / 更新日:2019/12/04
卵子は、生まれる前から胎児の中で一生分つくられて、卵巣の中に貯蔵されます。
そのため、生まれたときから卵子の数は決まっています。
では、なぜ卵子は老化してしまうのでしょうか?
今回はそんな疑問にお答えし、卵子の老化を防ぐためにできることをご紹介します。
■卵子が老化する原因
体の細胞は、呼吸によって取り込まれた酸素からエネルギーをつくりだしています。
しかし、その呼吸と同時に、活性酸素とよばれるものも一緒につくってしまいます。
活性酸素がまわりの分子を酸化させ、女性のしみやしわの原因になるだけでなく、動脈硬化や脳卒中、がんの原因にもなります。
それを防ぐために、体の中では酸化ストレスに対抗する酵素がつくられますが、この力は年をとるとともに低下します。そのため、卵子もどんどん老化していくのです。
■卵子の老化の影響とは?
・妊娠する確率の低下
20代の卵子は、きれいな円形のものが多いですが、30代後半になると楕円形やいびつな形のものが多くなってきます。形の整っていない卵子は、受精しにくい、細胞分裂しにくい、着床しにくいといわれます。
そのため、妊娠する確率が下がってしまします。
20代では不妊に悩まされている人の数は少ないですが、30代や40代になると、妊娠する確率が徐々に低くなり、不妊に悩まされる人が増えていきます。
・流産や先天性疾患になるリスクが高まる
卵子が老化する過程で、遺伝子がなにかの影響を受けて、胎児の染色体の異常が起きる確率が高くなるといわれています。
そのため、30代後半だと、流産してしまう確率が20%から40%まで高くなります。
また、出産を無事にできても、染色体異常の先天性疾患を発症する確率が高くなります。
■卵子の老化を防ぐには?
・カリウムをたくさん取り入れる
卵子にはミトコンドリアがたくさん含まれています。
そのミトコンドリアが元気になると、卵子も元気になります。
そして、カリウムをたくさん取り入れると、ミトコンドリアが元気になり、結果、卵子の質もあがります。
カリウムは、野菜や果物に多く含まれます。ぜひ積極的に取り入れましょう。
・体をあたためる
卵子の質を上げるのに大切なことが、体の内側からあたためることです。
例えば38度から40度のぬるめのお湯にゆっくりとつかると、体の芯から温まります。
シャワーだけで済ませず、ぜひゆっくりお湯に浸かってみてください。
また適度な運動も、体を温める方法の一つです。適度な運動で筋肉を鍛えることで、熱を生産できる身体をつくれます。
卵子の老化についてご紹介しました。
卵子の老化を少しでも防ぐために、日頃からできそうなことをぜひ取り入れてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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