不妊治療の方必見!5分で丸わかり!体外受精のあれこれ
公開日:2018/01/31 / 更新日:2019/12/09
不妊治療には漢方、鍼灸治療、体外受精など様々な選択肢がありますよね。
組み合わせることが効果的とはいいますが、どのような治療を行うのかよくわからない場合は不安になるかと思います。
「体外受精も視野にいれているがなかなか踏み込めない、体外受精ってどんなことするの?」などと感じていらっしゃる方も多いと思います。
今回は、そんな体外受精について、詳しくご紹介します。
■妊娠の仕組みとは?
ヒトはどのようにして妊娠するかご存知ですか?
まずは妊娠する仕組みをご紹介します。
・排卵
約1か月に1度、1個の卵子が放出されます。
この卵子を卵管の先端にある卵管采がキャッチすることで、卵子は卵管に取り込まれます。
・受精
卵子の元にたどり着いた精子は、卵子表明の卵丘細胞に向かって、先体から酵素を出しながら進みます。
卵丘細胞を抜けた先にある透明帯の中に入ると、受精となります。
・着床
受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら卵管から子宮へと向かって移動していきます。
発育した受精卵は子宮内膜に沈みこんで着床し、絨毛を使って母胎から栄養を吸いあげて育っていきます。
■体外受精とは?
体外受精とは、子宮内から取り出した卵子を体外で受精させ、その受精卵を培養した後に、子宮に戻す治療法です。
体外受精は、タイミング法や人工授精からステップアップした治療法で、自力での受精が困難な方への治療に使われます。
日本産科婦人科学会によると、2013年に日本国内の医療機関で行われた体外受精の治療回数は、89,950回で出生数は4,776人にもなります。
体外受精で生まれる子どもの数は増えており、不妊に悩む人を助ける治療法ともされています。
■こんな方におすすめ
・卵管性不妊
卵管が詰まっている(卵管閉塞)、卵管の先端が癒着して液体がたまっている(卵管水腫)など、卵管の通過性に問題があり、手術療法が難しい場合。
・長期間の不妊
一定期間の不妊治療を行ったが、妊娠にいたらなかった、また理由や原因がわからない方。
欧米では、不妊治療の経験がなくても3年以上の不妊期間があると、体外受精を行うと良いという考えもあります。
・男性不妊
精子の濃度が低い、精子の運動率が悪い、人工授精などによる自然の受精が難しいと思われる男性不妊ならば体外受精が適応されます。
■体外受精でかかるお金は?
体外受精は、保険が適用されないため、すべて実費払いになります。
約10万円から100万円の費用がかかります。
決して安い金額ではないため、事前に費用についても確認しておく必要があります。
あくまでも目安ですが、以下が各内容の費用です
・体外受精(排卵・胚移植含む):300,000円
・培養:20,000円
・胚凍結(4~5個):100,000円
・凍結胚移植:100,000円
1回の体外受精で成功する場合と、体外受精を何度も行う場合では金額が異なるため、夫婦でよく相談し、選んだ病院やクリニックの先生ときちんと計画を立てることが大切です。
不妊治療でお悩みの方は、ぜひ体外受精も検討してみてください。
そして赤ちゃんが無事生まれてくる環境を整えるためにも、漢方を利用するといった工夫が大切です。

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