冷え性・不妊症で悩む女性に-漢方で体の冷えを取り除く-
公開日:2018/01/03 / 更新日:2019/12/09
冷え性に悩む女性は多いですよね。
朝夕だけでなく昼間でも冷え込む晩秋から冬にかけてはとても辛いです。
体の冷えというのはそれだけで辛いものですが、不妊症の原因の一つとしても冷えがありますので、見過ごせない問題です。
そんな皆さんの冷え性や不妊症、もしかしたら漢方の力で治せるかもしれません。
ここでは、不妊症の一因でもある冷え性を改善する漢方の力について少しお話します。
◇冷え性の原因とは
そもそも、なぜ冷え性になるのでしょうか?
►原因1:体質
冷え性は、疲れがたまりやすい、胃腸が弱いなどの何らかの体質の不調を持っている人がかかりやすい症状です。
特に女性は、筋肉量が少ないことや月経の影響による下半身の血液循環が滞りやすいことも関係します。
►原因2:生活習慣
冷たい飲料の飲みすぎ、運動不足、浴槽につからずシャワーで済ます入浴など、体を冷やす(温めない)生活習慣が冷え性の原因になります。
►原因3:環境
忙しさによるストレスや夏場の強い冷房など精神的・物理的両方の環境も冷え性の原因になります。
このように、体の内外からの冷えや周囲の環境が冷え性の原因です。
◇漢方って冷え性にどう効くの?
冷え性の原因から考えると、漢方による治療には2つのアプローチがあります。
►血流をよくする
血行を良くするための漢方薬はいくつかありますが、たとえば、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)や加味逍遥散(かみしょうようさん)はその代表的なものです。
これらは、血行をよくするので、冷え性に限らず、肩こりや頭痛にも効果を発揮します。
►気を補い、熱を作り出す
気を補い、熱を作りだす漢方薬もいくつかありますが、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)・人参養栄湯(にんじんようえいとう)などが代表的です。
消火器の働きを助けることで、気と血の両方を補うことが出来、結果冷え性解消に繋がります。
◇漢方薬の素材が冷え性を治す
漢方を含む東洋医学には、「医食同源」という考え方があります。
これは、体を治すことと食事をすることは同じルーツを持つという意味です。
そのため、薬だけでなく、食べ物も症状を改善するのに役立ちます。
物理的な温度に関係なく、すべての食べ物は「熱・温・平・涼・寒」の五性に分類されます。
そのなかで、冷え性に効果があるのは熱性と温性の食物です。
先ほどの当帰四逆加呉茱萸生姜湯にはショウガが、人参養栄湯には人参が含まれています。
ショウガは、血行や発汗を促し新陳代謝を促進させる熱性の食物、人参は、血液循環をよくし、新陳代謝を活発にする作用のある温性の食物です。
このように、漢方薬は素材の持つ自然の力を活かした治療法なのです。
「冷え性・不妊症を改善したい!けれども、漢方はよくわからない…」という方も、少しお分かりいただけたでしょうか?
冷えによる不妊症で漢方の専門医に相談したいという方は、ぜひ漢方の葵堂薬局までご相談ください!

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