二人目不妊の不妊治療の悩みについて紹介~タイミング、夫婦間問題、食事~
公開日:2017/11/04 / 更新日:2019/12/12
「二人目の子供が欲しい!」そう思い始めてからかなり経ったのになかなか妊娠しない・・・。
「不妊治療をするべきかな。」
「けどなんだか病院に行くのはハードルが高いな」
等々、悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回は、二人目不妊でお悩みの方に向けて不妊治療のタイミングや夫婦間問題、食事についてお話ししようと思います。
二人目不妊治療のタイミング~妊娠を決意してから「1年」が目安~
不妊症は、医学的な定義として、妊娠を期待して生活しているにも関わらず、2年以上妊娠できていない状態を指します。
しかし、実際には、子作りを始めたカップル・夫婦のうち、70%の人が半年で、1年経てば90%の人が妊娠すると言われています。
ですので、「1年」が一旦不妊治療を始める目安になります。
ここで、一つお伝えしておきたいことがあり、先ほどから「不妊治療を始める」という言葉を使っていますが、不妊症は病気ではありません。症候群なのです。
症候群とは、原因があるとか関係なしに、症状のある人という言葉です。
したがって、「不妊治療を始める」とは単にまず「原因特定のために検査する」ことを言います。
つまり、妊娠しないことを「何かの病気なんだ」などと重く受け止める必要もありませんし、病院に行くことに対しても、「検査のため」ぐらいの認識を持っていていいでしょう。
35歳以上の夫婦は、半年を目安に。
35歳以上の夫婦の方は、毎月排卵日付近に性行為をしても妊娠できないときは、半年を目安に婦人科を受診することをおすすめします。
35歳を過ぎると、卵子の染色体異常の割合が増え、卵子の老化が始めると言われています。
また、流産率も増加します。35歳は女性にとって、生殖年齢の一つの区切りなのです。
ですので、35歳以上の方は、早めに妊娠できるよう、早め早めの検査受診をおすすめします。
次に食生活で気をつけることや不妊治療に効果的といわれている食材について説明していきます。
食生活で意識すべきこと
妊娠することを考えたとき、母体が健康でなければなりません。
つまり、バランスの良い食事をすることが必要になります。
大切な栄養素として、5大栄養素である炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルの摂取を意識して、偏りのない食生活を心がけましょう。
また、体重管理にも気を付けましょう。
体重の増減が激しいと、ホルモンバランスが崩れ妊娠しにくくなります。
無理なダイエットや食べ過ぎに注意して、食事量をコントロールしましょう。
不妊治療に効く食材の例
食事によって妊娠しやすくするということは、つまり、食事の改善で卵の質を上げるということになります。
血液の循環に良い食事をとることで、身体の冷えを防ぎ、卵の質の向上につながり、不妊治療に効果があります。
不妊に悩む方におすすめの食材についてご紹介します。
・玄米
玄米は食物繊維を多く含むため、白米よりもおすすめです。
食物繊維を多く摂取することで血液がきれいになります。
・緑黄色野菜
抗酸化成分や抗血栓成分を多く含むため、血液の循環を良くしてくれます。
・海藻
玄米同様、食物繊維をとることで血液をきれいにする効果が期待できます。
・青魚
悪玉コレステロールを減らす役割を果たします。
・豆腐
血中に含まれるコレステロールや中性脂肪の量を減らしてくれます。豆腐だけでなく大豆製品全般に言えるので、積極的に大豆製品をとるようにしましょう。
・肉・魚類
大豆製品でもタンパク質をとることはできますが、吸収率を考えると肉魚類の動物性タンパク質もとるといいでしょう。タンパク質は妊娠するうえで必要な栄養素です。
・生姜
生姜を食べると体が温かくなるので、血液循環が良くなります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、二人目不妊でお悩みの方に向けて不妊治療のタイミングや食事についてお話ししてきました。
不妊にお悩みの方は是非一度参考にしてみてください。
皆様がより幸せな子作りができることを祈っています。

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