ホルモン検査で調べられるホルモンとその働き

ホルモン検査とは

ホルモン検査は、血液検査で血中のホルモンの量を調べ、ホルモンバランスの乱れがないかを調べる検査です。ホルモンの血中濃度を調べることで、様々な不妊の原因について探ることができます。


ホルモン検査で調べられるホルモンとその働き

エストロゲン(卵胞ホルモン)


排卵に向かって卵胞が大きくなっていくと卵胞からはエストロゲン(卵胞ホルモン)が たくさん分泌されるようになります。

エストロゲンは子宮の内側の膜を分厚くして妊娠しやすくするほかに、骨の新陳代謝を 調節したり、2次性徴といって、いわゆる女性らしさを作ったりと、体全体でさまざま な作用を発揮しています。

卵胞から十分エストロゲンが分泌されているかどうかを調べるために排卵の前にエスト ロゲンを測定します。

エストロゲンには3種類ありますが、不妊症の方で一般に測定するのはこのうちエストラジオール(E2)と呼ばれるものです。

また、hMGやFSHの注射で排卵を促進する治療を受けているときにはそれまでに投与した 注射がどれくらい効いているかを調べるためにエストラジオールを検査することもあります。

正常では排卵前には血中のエストラジオールは100pg/ml以上になります。

黄体形成ホルモン(LH)


「性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)」のひとつです。 排卵を促し、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」 という2つの女性ホルモンの分泌を促進する作用があります。

脳下垂体から分泌された黄体形成ホルモンは卵巣に送られ、排卵を促します。

この働きによって卵巣から排出された卵胞は「黄体」という組織を形成し、プロゲステ ロンを分泌します。

プロゲステロンによって子宮内膜の厚さが維持され、受精卵が着床 しやすい環境を整えます。

このように、黄体形成ホルモンはプロゲステロンの分泌に大きく関わることから、 「黄体化ホルモン」とも呼ばれています。

なお、同じく脳下垂体から分泌される 卵胞刺激ホルモン(FSH)の作用によって、卵胞は成熟していきます。

この2つのホルモンが正常に分泌されることで排卵が起きるのです

卵胞刺激ホルモン(FSH)


卵胞刺激ホルモンも性腺刺激ホルモンの一種で、卵胞の成長を促すホルモンです。 脳下垂体から分泌されて、卵巣を刺激します。

このホルモンの値が高くなるのは、卵胞がなかなか育たず、卵巣の機能が低下しているときです。

卵胞刺激ホルモンが多すぎると卵巣の反応が鈍くなり、不妊症の原因になります。

FSHとLHを測定すると下垂体の異常、卵巣の異常、多嚢胞症候群などさまざまな疾患を 診断することができます。

LHが高値でFSHが正常、またGn-RHテストでFSHが正常反応を示し、LHが過剰反応をする時には多嚢胞卵巣が疑われます。

FSH、 LHいずれもが低値で、GnRHテストでもFSH、 LHの反応がないか悪いときには下垂体の異常か、長く続いた視床下部の異常が考えられます。

FSHが異常高値を示すときには卵巣に異常があります。このときはLHも高くなっている 場合が殆どです。

更年期以降の女性ではFSH、 LHいずれも高値ですが、これは卵巣が 働かなくなっているためです。 測定は月経が始まってから行います。

抗ミュラー管ホルモン(AMH)


抗ミュラー管ホルモンは、卵巣の状態を知る上で重要なホルモンです。 このホルモンは、発育過程にある卵胞(原始卵胞)の周りにある細胞から分泌されます。

抗ミュラー管ホルモンの血中濃度を調べることで、卵巣の中にある卵子の数を推測でき、卵巣がどれだけ機能しているかを知ることができます。

AMHが低ければ妊娠しにくいということはありませんが、不妊治療をどれだけ続けるかの指標になることがあります。

また、AMHの値と卵子の質には相関がなく、卵子の質は年齢に相関があると言われています。

ロラクチン


プロラクチンは脳下垂体から分泌される、妊娠・出産に関する重要なホルモンです。

乳腺を発達させて母乳を生成する役割があります。このプロラクチンの値が高くなると、「高プロラクチン血症」と診断され、不妊症に至ることがあります。

プロラクチンが高くなるとFSHやLHがうまく分泌されなくなって排卵や月経の障害が起こります。

プロゲステロン(黄体ホルモン)


黄体ホルモンとは、排卵直後から卵巣でつくられる女性ホルモンの一つです。 排卵する際に、成熟した卵子はそれまで入っていた卵胞という袋から飛び出します。

排卵後に卵巣に残された卵胞は、黄色の顆粒状の色素を含む細胞に変化(黄体化)して、 黄体ホルモンを分泌します。

黄体は排卵から2週間前後存在しており、次の生理が始まるまでの間は黄体ホルモンが 多く分泌されています。

主に受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を厚くし、体温を 上げる作用があるため「妊娠を助けるホルモン」ともいわれます。

不妊症の方では、黄体機能不全がないかどうかを調べる検査のひとつとして、血液の中の プロゲステロンの量を測定します。この検査は排卵してから、一週間目ぐらいに行います。

プロゲステロンの血中濃度が低いと「黄体機能不全」と診断され、着床が妨げられ、不妊症に至ることもあります。 正常ではこの時期のプロゲステロンは10ng/ml以上になっています。

甲状腺ホルモン(TSH、FT3、FT4)


甲状腺からは体全体の代謝を調節するホルモンが分泌されています。

甲状腺ホルモンの分泌が悪いと体がむくんだり、しんどくなったり、寒さがこたえたりと いった症状が出ますが、そこまでいかなくても女性の方では甲状腺の調子が悪いと月経や 排卵の調子が悪くなったり、妊娠しにくくなったりすることがあります。

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